いい仕事をするために自分の人生があるのではない。
自分の人生があるから、いい仕事ができる。

 私たちは社員が長時間働くことが必ずしも「仕事をしている」とは捉えていません。人間の集中力には限界があり、概ね 1〜1時間半ぐらいが限界であるとも言われています。しかも、その集中時間も毎日毎日一日に何回も持ち続けることはできないといっても過言ではありません。
 もちろん「仕事」は「相手=お客様」があってのことなので、時には連続して集中せざるを得ない状況や、長時間仕事に取り組む必要だってあります。
 しかし私たちの会社では、「仕事の質の向上」という観点から、少しでも質を下げるような環境・要因を取り除くための会社作りを行い、実践してきました。
 それは例えば「有給休暇を消化しやすい環境・制度の整備」や「午前・午後の業務時間の中間での15分の全社休憩時間の設定」であり、「上司が部下の、また部下が上司の仕事を見やすくできるような仕組みの導入」なのです。
 こうした制度を取り入れつつ、常により良い環境・制度とはを考え、実行し、改善することで各社員の「ワーク・ライフ・バランス」がより良い物になるように、社員本人またはその家族がより良い人生が送れるための「手段としての会社」であるように、私たちは常に心掛けています。



残業グラフ

★労働時間の長さは仕事の出来に比例しない。

 いわゆるSE・プログラマーと呼ばれる職種がその大半である情報処理業界の中にあって、私たちの会社はそのイメージとはそぐわない労働時間環境であると言えるでしょう。
 全社員の平均残業時間は、その月により上下することはありますが、およそ1日数10分〜1時間程度。これは私たちの仕事が計画に基づいて進行し、その成果を出しているからこそであり、別の見方をすればそれだけの時間的余力も持ち合わせていることで、あらゆる仕事や突発的事態にも対処できる余裕があると言えるでしょう。


有給休暇グラフ

★「権利」は行使してこその権利。

 日本の会社員の年間有給休暇の消化日数は、ある有名なインターネット旅行手配サイトによると2010年の調査でおよそ9.3日だそうです。その消化に対しての付与日数の平均は16.6日だそうですが、消化率としては56%でアメリカの83%、フランスの93%に比べると大きく引き離されています。
 翻って私たちの会社では2011年のデータですが、消化日数は全社員平均で20.8日となっています。このとき、全社員の平均付与日数は29.9日なので69.5%ですからまだまだアメリカや他の欧米諸国にはかないませんが、国内で比較するとかなり良い数字ではあると言えます。
 これは、有給休暇の取得方法が半日単位や一時間単位で取得できるなどの柔軟性にあふれた取得方法を認めているのと同時に、上司から順に休むことで若い人達も休むことに抵抗感をなくす環境のおかげだと言えます。もちろん、フリーパスでいつでも好きな時に休めるとは限りませんが、少なくとも私たちの会社の社員は自分の仕事もきちんとコントロールした上で、周りのバックもありながら休んでいるのです。


★仕事が終われば自分の時間。

 残業が少ない、有給休暇が取り易い、ということは、それだけ「自分のために」に時間を費やすことが可能です。就業時間は平日9:00〜17:15なので、きちんと就業時間を終えてから街に繰り出しても買い物やコンサートなどを楽しむことも可能です。



★たまには忙しい時もある。

 毎日が定時で帰れる会社なんて、この世に何社あるのでしょうか?私たちの会社は比較的早く帰ることが可能な会社ではありますが、やはり「仕事=相手」であるために必ずしもこちらの都合だけで事を進めることはありません。
 また、製品の納品が近くなればプログラムのチェックをより念入りに行ったり、テストをより入念に重ねたりと、クオリティが高いモノをお客様に提供するためにはより努力を重ねなくてはなりません。
 そこで私たちはそのような局面に社員が直面し、尚かつ夜を徹して作業をするような必要がある場合に備えて仮眠スペースを用意し、休息の場も提供することで不安なくその特別なケースに対応できるように備えています。


★チーム単位、部署単位で
 きちんとコミュニケーションがとれているから、
 仕事もコントロール出来る。

 各社員の仕事の内容、行程の進行具合などの管理には、私たちの会社独自の「管理進捗システム」を使用してします。
 このシステムに各人の仕事状況を逐一アップデートし、業務管理チーム並びに各所属長は社員の仕事状況を一元的に把握し、効率よくタイムリーな仕事の差配を行うことで、それぞれの社員が無駄なく仕事を進めることができるのです。